こんにちは、税理士の石橋です。
現在、とある資格試験の勉強をしています。
この試験は、とにかく大量の暗記が必要です。
税理士試験の税法暗記を思い出していただけるとイメージしやすいのですが、まさにあの感覚。
20代・30代なら勢いで暗記できるのかもしれませんが、40代後半になると記憶力の衰えを感じざるを得ません。
さらに社会人は学生と違い、勉強時間をたっぷり確保できるわけでもない。
となると結論は一つ—— 「隙間時間で暗記する」 しかないのです。
そのため、iPhoneに暗記項目を入れて常時見続ける、という作業を繰り返す必要があります。
今回は、私が実際に試した暗記方法と、その試行錯誤をご紹介します。
① Anki(暗記アプリ)を試してみた
最初に使ったのは 「Anki(アンキ)」というiPhoneアプリ です。
学生の英単語学習などでよく使われる有名アプリで、有料ですが機能は充実しています。
使い方はシンプルで、表に問題、裏に答えを入れたカードを作成し、繰り返し学習します。
また、間違えたカードは数日後に再登場するので、忘却曲線に沿って効率的に復習できる仕組みです。

ただ、私には合いませんでした。
なぜなら、税理士試験の頃は 紙のテキストを画像イメージで暗記 していたからです。
文字入力ベースの暗記は、自分のスタイルと違いしっくり来ませんでした。
② iPhoneの「ブック」機能を使ってみた
次に試したのが iPhone標準の「ブック」機能。
テキストをPDF化し、OCR処理をかけておくと、iPhoneでもiPadでも検索・閲覧ができてとても便利です。

私は実務書も裁断してPDF化し、OCR検索して活用しています。
「借地権」と入力すれば一瞬で該当箇所を探し出せるので、仕事でも重宝しています。
裁断にはこちらの裁断機を使用しています👇

こちらが実際の裁断機です。

こうやって裁断しますが、あまりにも厚い本は入れられませんので、カッター等で分割してから裁断することになります。
ただし「ブック」アプリには暗記用の 目隠し機能がない ため、最終的にやめてしまいました。
③ GoodNotes 6(現在の方法)
最終的に落ち着いたのが 「GoodNotes 6」 です。
以前からスケジュール管理に使っていましたが、最新版には マスキングテープ機能 が追加されています。
この機能を使うと、重要箇所を赤、補足を緑、捨て論点を青などと色分けし、ワンタッチで隠したり表示したりできます。

これなら紙のテキストをイメージで覚える私の暗記スタイルに合致し、長文暗記にも対応できています。
まとめ
社会人の資格試験は、
- 勉強時間が限られている
- 記憶力が若い頃より落ちている
という二重のハンデがあります。
私自身、Anki → ブック → GoodNotes と試行錯誤してきましたが、
結局大事なのは 「自分に合った暗記スタイルを見つけること」 だと思います。
アプリが合う人もいれば、紙の方が合う人もいる。
自分が「昔どうやって覚えていたか」を思い出してみると、意外とヒントが見つかるはずです。
資格試験は長い道のりですが、工夫すれば社会人でも十分挑戦できます。
私も引き続き、隙間時間を活かして勉強を続けていこうと思います。