仕事柄、お客様を交えて銀行員や不動産業者と打ち合わせをする機会があります。その中で感じるのは「ビジネスの世界では派手な自己主張はいらない」ということです。
分かりやすい例で言えば、ギラギラした不動産業者さんでしょうか (^^ )
時計はもちろんロレックス、スーツは光沢がすごい高そうな生地のダブル、なんて感じで打ち合わせに来られたら、お客さんはちょっと引いちゃいますよね。
業者間の打ち合わせであればいいんです。ですが一般のユーザーさんが買う場合・売る場合は、少し考えていただきたいのです。
また銀行員さんもそうです。今はスケジュール帳がスマホに入っていますから、打ち合わせ中にスマホを机の上に置くのは失礼ではないと思います(私もiPhoneを机の上に置いて打ち合わせしています)。
ただ、派手な色のスマホを見ると、「そこに自己主張するのか〜」ということで、ビジネスには向かないと思います。
色々なビジネスがあると思いますが、特に高額な資産を扱う不動産業者さんや銀行員さんは、絶対的な信頼をもとにして商売をしているわけです。ですから派手な自己主張をされてしまうと、お客様によっては不快感を抱かれます。
今回はビジネスマンが選ぶべき、iPhone(スマホ)の色について、考えてみました。

※iPhoneの発売日に、iPhone Pro Max(濃い青色です。今回は黒がないので)を大手町のアップルストアで引き取ってきました(受付をしてもらった方に写真を撮ってもらいました)。
派手な色が求められる業種とは?
日本でのiPhoneのシェアは今や5割を超えているそうです。iPhone同士ですと、AirDropが便利なんですよね、写真や動画のシェアができて。そんなiPhoneですが、今回のiPhone Proは、目立つオレンジ色がありました。先ほどお伝えした通り、ビジネスの世界では目立つツールを置くのは良くないと思います。
では目立つ色が必要な業種はどのようなものでしょう。1つは暗がりや明かりのないところで作業する仕事というところでしょうか。例えば山や川を案内するガイドさんなどは、夜間や曇り空でもスマホをなくさないように、なくしてもすぐに見つけられるように、明るい色のスマホである必要があるでしょう。
またアパレル業界の方は、自身の派手な服の色に負けないように、明るい色のスマホを合わせる必要があるでしょう。
ただ、先ほどお伝えした通りビジネスマンは目立ってはいけないのです。お客様が主役ですから。また、ただでさえご高齢のお客様は、打ち合わせ中にスマホをいじると「私との打ち合わせ時間中に携帯なんかいじって」と思われる方もまだまだ多いものです。派手な色のスマホだと、使っているのが目立つんですよね。ですからビジネスマンのiPhone(スマホ)は、地味な色がいいわけです。
また、余談ですが、地方の税理士先生は、顧問先を訪れる時、車で訪問します。儲かっている先生であれば高級車に乗りたいところではありますが、ここは我慢して中程度の車に乗るそうです。お客様よりも高い車に乗ってはいけない、という考えを徹底されている税理士先生もいるそうです。税理士業はお客様の懐具合が分かりますから、本当に気をつけなければいけません。

※箱から空ける前の状態。
派手な色のケースも良くない
本体は地味な色なのにケースをものすごく明るい色にしている方もいらっしゃいます。これもビジネスには良くないと思います。税理士業界や不動産業界は男性比率が多いため、派手な色のケースをしている人はあまり見ないのですが、中には女性でキラキラの模様がついたケースをしている方もいらっしゃいます。これもビジネスではNGだと思います。お客様の前にスマホを出す機会が全くないのであれば問題ないのですが、少しでも出す機会があるのであれば、ケースは地味な色のものにしておいた方がいいでしょう。
以上を踏まえて私は以下のケースを買いました。



透明と黒のケースがあります。どちらも同じメーカーのものですが、以前から透明なものを愛用しています。TPUという素材で滑らないんですよね。
逆に黒い方のケースは薄くて軽いのですが、つるつる滑ってしまいます。
この「滑りにくい」というのもビジネスでは大切で、私の場合、外回りで写真を撮る時(相続での土地評価の物件確認のとき)、電車の中でメールを確認する時など、とにかく持ちながら移動することが多いので、絶対に落とせないんですよね。
※一応、アップルケアに入っていますが、新機種に交換するまでの時間、メールを確認できませんから、ビジネスではロスタイムになってしまいますよね。
また、マグセーフでリングをつけて指に通す方法もありますが、急いでいるときは手間がかかるので、やりたくないんです。ですから、滑りにくい素材のものを選んでいます。
大手町のApple Storeで公式のケースも触ってみたのですが、どれも結構滑ってしまいます (^^ )
ですから今回もこちらのメーカーの透明なタイプのものを使うことにしました。
スマホを買い換えるサイクルは、一般の人は3年から4年といったところでしょうか。高い買い物ですから、ビジネスマンが派手な色を買ってしまうと、後悔してしまうことにもなりかねません。毎年iPhoneの新色が発表されますが、ビジネスマンは目新しいものに飛びつかず、「男は黙ってサッポロビール?」みたいに、地味な色を選ばれた方がいいと思います。