士業オフィスは24時間営業の郵便局近くがオススメです

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どんな仕事でも、立地は大切です。

弁護士業、司法書士業、税理士業の先生方のオフィスは、郵便局の近く、それも、24時間営業の郵便局の近くがオススメです。

※日本郵便の祖、前島密(まえじまひそか)先生の銅像。
日本橋郵便局にて。

士業の先生方が24時間郵便局を使うメリットとは?

弁護士業、司法書士業、税理士業、それぞれ士業(しぎょう)と言われるお仕事をされる先生方にとって、郵便は大切です。

それぞれの先生方が使う郵便局の利用方法は、次のようなものだと思います。

弁護士先生の場合

弁護士先生と言ったら「内容証明」でしょう。

内容証明とは、

  • 相手にメッセージを確実に受け取ってもらいたい場合
  • 後々、争いになったときのために、手紙を出したことを証拠づけたい場合

に使います。

弁護士先生がよく使う内容証明ですが、
「とりあえず、裁判まではいかなそうだが、相手に軽いジャブ?をして牽制しておきたい」
といった場合に、よく使われると思います。
※内容証明の特徴として、「受け取った=手紙の内容を確認した」という法的効果があります。判例によると、受取人本人でなく、家族や従業員が受け取って、本人が見ていなかったと主張しても、本人に届いたという効果があるそうです。

この内容証明ですが、出せる郵便局が決まっています。
具体的には、ある程度、大きな郵便局でないと、出せないようになっています。
というのも、内容証明郵便は、同じ文面のものを3通作り、

  • 1通は郵便局で保管
  • 1通は相手に郵送
  • 1通は自分の控え

という風にするです。
3通とも同じ内容のものか、法律で決まっている書式を満たしているか、郵便局員がチェックするからなんです。
ですので、弁護士先生がオフィスを構える場合、内容証明を出せる郵便局の近くという条件が、事務所選びの候補の一つになってくるかと思います。

この内容証明ですが、どうしても本日中に発送したい、という場合があります。
※弁護士先生は良く出されていると思いますが、税理士も、たまに出すことがあります。出す理由は税金対策になりますが。

この場合、24時間営業している郵便局で、さらに、内容証明も受け付けている局であれば、夜中の11時に行っても、当日発送扱いで、内容証明を出すことができます。

私自身、東京にある日本橋郵便局で、深夜、自分の事務所から自転車をこいで、深夜に内容証明を出しに行ったことがあります。
※その理由は、また後で(^^)

そうすると、深夜窓口の奥にいる職員さんが出てきてくださって、内容確認と発送作業をしてくださいます。

ですが、時代の流れでしょうか。
昨年あたりから、深夜窓口の時間が縮小してしまい、夜9時までしか開かなくなってしまいました。残念です。

司法書士先生の場合

司法書士先生の場合も、24時間郵便局が近いとメリットがあります。

司法書士先生の場合、登記は電子化されていますが、申請書の添付書類(印鑑証明等)を郵送で送ることが多いと思います。

弁護士先生と違い、すぐに出さないといけない、一刻を争う、といった書類は、あまりないのかもしれませんが、相手に郵送物が1日早く届けば、その分、仕事も1日早く進められます。

24時間郵便局では、(全ての局ではないですが)深夜も、定期的に荷物を回収してくれる郵便ポストを置いてあるところが多いです。

日本橋郵便局の入口には、面白いポストがあります。

※「郵便は世界を結ぶ」と書いてあります

このポストの荷物改修時間は、平日は夜の22:30までとなっています。

ですので、郵便の混み具合にもよりますが、都内から都内であれば、夜22時まで仕事して、帰り際に急いで、ポストに投函すれば、(順調にいけば)翌日、相手先に書類が届くことになります。

たかが1日ですが、されど1日です。
こうやって、どんどん業務を前倒しできればいいですよね。

税理士先生の場合

税理士先生の場合、税務署に「申告書(しんこくしょ=税金の計算結果を記載した書類)」を提出します。

この申告書ですが、提出が1日でも遅れると罰金がついてしまい、大変なことにもなりかねません。
この提出期限ですが、期限当日に税務署宛に発送していれば、期限までに税務署に届いている、と認めてくれる取扱いになっています。
ですので、この場合、発送日が分かるように書留か、レターパックで発送する必要があります。

以前は、24時間営業の郵便局に、期限ギリギリの日付の深夜11:30頃に行って、なんとか当日中の発送にしてもらう、という期限ギリギリ型の税理士先生もいらっしゃったようですが、最近は電子申告があるせいか、あまりそのような光景を見ることもなくなりました。

ですが、いまだに電子申告を使わない、または使えない(相続税等)申告書もありますので、その場合は、書留や赤のレターパックで提出することになります。
※青のレターパックですと、受取人がサインしないので、不安ですから。

この場合も、24時間営業の郵便局であれば、次のような投函口を設けている場合があります。

また、先程のように、入口ポストで夜間回収してくれるところもあります。
税理士先生にとっても、深夜まで営業してくれている郵便局が近くにあると、心強いです。

24時間郵便局が近いと、心強いです。

士業の先生方は、24時間(または夜間まで)営業している郵便局の近くに。オフィスを構えるべき。
忙しい先生は、特にそうだと思います。

内容証明を作成していると、気づかぬ間に深夜になっている弁護士先生もいらっしゃるでしょう。

先方の会社様と登記の打ち合わせで帰社が遅くなり、申請書・添付書類の作成が深夜になる司法書士先生もいるでしょう。

そして何より、申告期限ギリギリになって、はちまきをしめて?必死に申告書を作成している税理士先生も多いかと思います。

これらの先生方は「書類が命、郵便が命」といっても過言ではありません。

これから開業される、オフィス移転を考えている、そんな先生方には、24時間郵便局が近いオフィスを検討されてみてください。
事務員さんの残業代が減ったり、ご自身の余分な時間が減ることにもつながりますので!

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