「勉強」や「習い事」をするためには「素直な心」が必要です。
また、奥さんや子供さん、兄弟で仲良くするのにも「素直な心」が必要です。
- オレの進路は自分自身で決める!
- 他の人の意見なんて、関係ない
- (自分より努力していない)あの人の意見を聴くなんて・・・
- 兄貴は普段、遊んでいて努力してないからな~
そう思っていると、自分自身、成長できませんし、家族の仲も悪くなります。
※ただ、素直すぎると(=間違った素直さを持つと)、怪しげな宗教にはまってしまうかもしれませんが(^^;)
今回は「素直な心」について考えてみました。
※守秘義務の関係で、事実を変更して書いています。
※お宮参りの写真室にて。写真館の人が、赤ちゃんをあやしているとき、奇跡的に、赤ちゃんにグーパンチしているような写真が撮れました(^^ )赤ちゃんをあやしてくれているのであって、虐待とかではありませんので、ご安心ください!
まず「自分が幸せ」だということを認識する
素直な心を持つためには、
- 人をうらやまない
- 人に対して嫉妬心を持たない
ということが大切です。
人間、誰しも、他人と比較して、自分の幸せを噛みしめます。
- テレビで子供が交通事故にあったというニュースを見る
・・・ウチの子供は無事で良かったなぁ - 両親が亡くなっていたのに、生きているように見せかけて年金をもらい続けていた
・・・そんなにお金に困っていたのか・・・。ウチには最低限のお金があって良かった
私はこんな仕事(税理士)をしていますから、基本的には、(普通の家庭よりは)お金を持っている方々、地位がある方々とお付き合い(=仕事上のお付き合いですが)をしています。
一般の方々から見れば「あの家は、お金があっていいな~」と、単純に思われるでしょうが、実際は、そんなもんでもありません。
- 子供がぐれてしまった
・・・家業を継いで、親御さんへの恨みを公然と言う方もいらっしゃいます。「オレは家を継いだから、人生無茶苦茶になったんだ!犠牲になったんだよ!」と・・・。(まあ、自分の人生は自分で決めるものなんですが。) - 子供さん、兄弟がご病気
・・・病気関係は、デリケートなお話しですから、外には漏れてきません。 - 家計が火の車
・・・バブル期に賃貸事務所、賃貸マンションを建てた方に多いのですが、まだ借入が数千万円~数億円残っている方も、結構多いです。「鈴木さんのビルは立派で、家賃収入が入ってきて、うらやましいなぁ」と思うのは勝手ですが、実際はかなり大変な場合があります
そんな事例を数十~数百見てくると、
「お金があっても、みんな大変なんだなぁ」
というのが分かってきます。
※「隣の芝生は青く見える」ということわざがありますが、(キツイ言い方ですが)青く見えるだけで、実際は根腐れしているかもしれません。
「素直な心」への第一歩は、他人との比較をやめることです。
そして、「昨日は無事に過ごせた。今日も一日、頑張るぞ!」と思うことです。
※ハロウィンのバルーン。
「変なプライド」を捨てる
私は、プライドには2種類あると思っています。
- 良いプライド
自分自身の仕事への責任感、仕事への自信、といった気持ち - 変なプライド
自分は他人より優れている、年下の人に頭を下げるのは恥ずかしい、といった気持ち
「変なプライド」を持ったまま、習い事にいくと、次のような気持ちになります。
- 礼儀作法教室で、先生に「ここで45度、頭を下げて!」と強く言われた場合
「なんだ、偉そうに。他の生徒も見ているなかで、オレに恥をかかせるのかよ」 - 音楽教室で先生に謝ったら、先生から「すいません、って何度も言わなくていいのよ!」と言われてしまった場合
「なんだよ、こちらは目上の先生だから、礼儀正しくしようとしているのに・・・」
私は、この歳(今、42歳になりました(^^ ))で、色々な習い事に行っていますが、総じて言えるのは、
「先生から強く言われたら、ラッキーと思え!」
ということです(^^ )
よく観察してみてください。
先生は、他の人にも強く言っていますか?
あなただけに、強く言っているんじゃあ、ないですか?
そうすると、
「強く指導する→他の生徒より力を入れてくれている→あなたに特別目を掛けてくれている」
ということが言えるでしょう!
※ラッキーですね!
そうです。
「素直な心」とは「プラス思考」をも生み出すんですね~(^^)
※私事ですが、色々な習い事教室で、色々な先生に「石橋さんは、本当に素直ですよ。前回教えたことを、きちんと実践してくれて。先生冥利に尽きますよね~」と言われ、調子に乗っています(*^_^*)
「素直な心」で教えを請うと、上達が早いのでオススメです。
「自分ができないこと」に感謝する
家族で仲良く暮らすためにも、「素直な心」は大切です。
色々な家庭を見てきますと、
- 勉強(仕事)ができる兄(姉)
- 勉強(仕事)はあまりできないが優しい弟(妹)
といった家族構成を見たりします。
仲が良くない家庭ですと、
- 兄(姉)の気持ち
「弟(妹)はちゃんと仕事(勉強)しないで、何をしてるんだよ」 - 弟(妹)の気持ち
「兄貴(姉貴)は、仕事(勉強)ばっかりで、家の手伝いなんてしないじゃないか」
というように、お互いの短所ばかり目についてしまいます。
このようにならないためには、祖父母、両親が、子供達に、
「ありがとう」や「良くできたね~。サンキュー」
と、日頃から感謝の言葉をかけることです。
そうすることで、
「自分には、他の人にはできないことが、できているんだ」
と、自分でも実感しますし、他の兄弟(姉妹)からも、実感してもらえるでしょう。
人間、向き不向きもありますから、「仕事もできて、家庭生活も完璧」なんて人はいません。
「素直な心」を持ち、「自分にはできないことに感謝」すれば、先程の兄弟(姉妹)の気持ちも、
- 兄(姉)の気持ち
「弟(妹)は、休みの日でも、実家に顔を出して、掃除してくれて、じいちゃんの相手もしてくれているな~。感謝!」 - 弟(妹)の気持ち
「兄貴(姉貴)は、自分にはできない難しいことをしていて、凄いな~。何か家庭で困ったことがあったら、真っ先に相談に行こう!」
というようになるかもしれません。
「素直な心」であれば、家族・他人に感謝できるはずです。
「素直な心」で「なぜ?」と考える
「素直な心」の重要性については、昔から言われてきました。
故「松下幸之助」先生(あえて先生と呼ばせて頂きます(^^ ))も、著書「道をひらく」のなかで、そのようにおっしゃっています。
※松下幸之助先生は、40代前半にはなじみが薄いのですが・・・。ですが、この本は、約50年前に発刊されましたが、今でも通用する、様々な名言がちりばめられています。
その著書のなかで、(表現はちょっと忘れましたが)次のようなくだりがあったと思います。
「子供は心は素直である。なぜ?なぜ?と。そうやって子供は成長する。我々大人もその気持ちを持ち続けよう」
※ちょっと違っているかもしれませんが(^^;)
- どうやったら、仕事で成功できるんだろう
→くだらないプライドを捨て、年下だけど成功している、あいつに聞きに行ってみよう - どうやったら家族が幸せになれるんだろう
→まずは自分から相手に優しくしてみるか - なぜ相手は怒っているんだろう
→自分に原因があるかもしれない。まずは明日、素直に謝ってみよう
子供の特権ですよね。
「なぜ?なぜ?」と聞くのは。
ですが、大人が「なぜ?なぜ?」と聞いたら、おかしいのでしょうか?
私は「全然おかしくない。むしろ、どんどん聞くべきだ!」という考えです。
くだらないプライドを捨て、思いやりの心を持つ。
そのためには、童心に返って「なぜ?なぜ?」という「素直な心」を持つようにする。
そうすれば、もっともっと幸せになれるかもしれません。
とりとめのない話しになりました。
私も、お客様の悩みをお聞きして、色々と考え過ぎなのかもしれませんm(_ _)m
「素直な心」を持って、毎日を過ごしていきたいですね。