若さと健康を保つには?

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税理士に限らず、個人事業者にとって、若さと健康は大切です。

自分自身の健康が、仕事、ひいてはお客様に影響してしまうからです。

では、若さと健康を保つにはどうすればいいのでしょうか?
自分なりに心がけていることを、まとめてみました。

※今年になって撮影した税理士証票の写真。以前撮ったもの(約11年前)と比べて、若返っていると、奥さんに言われました(^^ )

「心技体」のバランスを保つ

スポーツでは「心技体が重要」と言われます。

気持ちが優しいだけでもダメ。技術があるだけでもダメ。体が丈夫だけでもダメ。
この「心技体」の三つが揃って、始めて、健康と若さを保つことができます。

われわれ税理士にとって、心技体の三つを揃えるには、どのようなことに心がければ良いのでしょうか。

心のバランスを保つ

われわれ税理士の仕事は、他の士業(弁護士、司法書士、社会保険労務士、行政書士等)と違う、決定的な特徴があります。それは、

「お客様の財布の中身を知る立場にある」

ということです。

自分がいくら持ってるかなんて話、なかなか他の人には話しませんよね。
なので、必然的にお客さまと近しい関係になります。

そして、一旦契約したら(仕事を受任したら)、数年から数十年にわたって契約が続くのが通常です。

そうすると、次のような問題が起きたときに困ります。

  • 自分とは相性が合わないお客様と契約した場合
  • 納税意識が折り合わないお客様と契約した場合(とにかく細かく節税を要求される場合)

弁護士先生や社労士先生に聞くと、結構、気軽にお断り(途中でご解約)していると聞きます。
これは、業務が限定的だからだと思うんですよね。

ですが、税理士の場合は、お金や家族関係の話もあって、他の士業よりも深い関係性が築かれることも多いものです。
そうすると、なかなか途中でお断り(解約)することができない、という話しも良く聞きます。

ですが、明らかに無理なご依頼を立て続けにされる方や、明らかに問題がある行動(何度も連続で予定をドタキャンされる等)をとられる方については、自分自身の心(メンタル)にとって負担となってしまいますから、お断りすることを検討しましょう。

※この仕事の難しいところは「いったんお付き合いしてみないと、ご相性(又は考え方)が分からない」というところにあります。同業の税理士から、解約について相談を受けたりしますが、本来的には、そのようにならないよう、慎重に判断してからご契約(お手伝い)すべきです。

また、「批判されてもスルーする力」というのも大切になるでしょう。
私自身、争いごとが嫌なので、できるだけ波風立たないように気をつけています。
それでも、理不尽な批判されたり、悪口を言われたりすることは(まれにですが)あります。

ですが、私自身そうなのですが、何かに打ち込んだり、日々の生活が本当に忙しい方は、そもそも他人を批判しているヒマはないんですよね。
ですから、批判している人は、何かに打ち込んでない人か、暇な人、と考えるようにしています。

※某企業のように批判されすぎないことも大切です・・・。

さらには、仕事以外の、「継続できる趣味」を持つことも必要になるでしょう。

仕事だけですと、どうしても、メンタル的な限界が来てしまいます。
そこで、無理矢理にでも、趣味の時間を持つことで、仕事を忘れる必要があります。

私の場合、ピアノ弾き語りが趣味ですが、テレビゲームでもいいでしょうし、旅行でもいいと思います。

※音楽教室の発表会にて。最近はコロナなので、発表会が中止となっております・・・。

技術を磨く

「仕事は飽きるようになってからが一人前」と言われます。

例えば、税理士業務であれば「難しい相続税申告書を、ラジオを聴きながら(または鼻歌を歌いながら)、間違いなく作成する」なんてことができたら、ある程度の実力がついたと言えるのではないでしょうか。

また、「1日に3件の質問(不動産業者、顧問先、同業の税理士)から質問が来て、全て完璧に答えることができた。」というのも、技術が磨かれた証拠かもしれません。

技術があがれば、今までよりも少ない労力で仕事をこなすことができます。
そして、お客様の満足度もあがり、報酬もアップするでしょう。

では、技術を磨くためにはどうすればいいのでしょうか?
それは、

「愚直に仕事をする」

それ以外、あり得ません。

今いるお客様の将来を考え「こういうことが起こりそうだな~」とあらかじめ予想し、先回りして調べておいて、打ち合わせの時にお知らせする。
それを繰り返すのです。
そうすることで、自分の技術が磨かれるのです。

これをすると、普通の仕事の2倍3倍の時間がかかります。
ですが、それでいいのです。技術を磨いているのですから。

体力を維持する

体力の維持も大切ですが、激しい運動(ジム通い)には限界があります。

そのため、お酒を飲む方は「平日の夜はお酒を止めてみる」というのをオススメしています。

私は、妻が昨年に大病をしてから、平日のお酒(自宅での晩酌)を辞めてみました。
※たまに飲むことはありますが(^^ )

そうすると、次のような効果がありました。

  • 深く眠れるようになった
  • 朝の寝起きが良くなった
  • 体重が少し増えた(+1キロくらい)

私の場合、早朝に起きて(朝4時~4時半くらい)、事務所に行き、執筆作業や調べ物をすることが多いのですが、飲んでいたときは、頭のエンジンがかかるのが、だいたい1時間くらいかかりました。

それが、事務所に出社後、すぐに作業にとりかかれるようになり、体感的には、一日が1時間くらい、増えた気がします。

奥さんにそれを伝えたら、

「頭の良い人って、お酒を飲まないイメージがあるよね」

といってました。

確かに、私が尊敬している、一回り以上年上の某先生(おそらくIQ200くらいはあると思われます)は、お酒は全く飲まないそうなので、妙に納得しました。
※私の頭が良い訳ではありませんので、誤解しないようお願いします(^^ )

また、激しい運動をしなくても、多めに歩くだけで健康増進の効果があります。
最近のスマートフォンですと、歩数計もついてますので、それで記録するのもオススメです。

※娘との散歩

「徳川家康」的な人生を目指す

税理士の平均年齢は約60歳と言われます。

その理由の一つとして「知識・経験が物を言う仕事」ということが挙げられます。

毎年の税制改正で、税法はめまぐるしく変化します。
相続税や譲渡所得税と言った資産税分野も、税制改正は頻繁に行われていますが、改正されていない部分については、古い取り扱いがそのまま生きています。
そのため、資産税分野においては、昔の取り扱いを知っているベテラン税理士が有利、ということが言えるでしょう。

そのような知識を得るためには、健康で長生きする必要があります。
いわば、73歳まで生きた「徳川家康」的な人生が、税理士には求められるのです。

今回は若さと健康について考えてみましたが、最後に、私の約12年前の写真を見返してみました。
たしかに、今よりも老けているような感じもします。
※眼鏡のせいかもしれませんが。

これからも、若さと健康に気をつけて、頑張って行きたいと思います。

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